マダン
Madang
マダンの海岸の戦跡公園に、ただ一門記念品として置かれている、日本軍の八八式高射砲。
マダン市内の戦跡
マダンは現代PNGの代表的リゾート地であり、観光客も多いこともあって市内の公園は良く整備されている。絶版になってしまった「地球の歩き方・フロンティア」パプア・ニューギニア編では、「PNGのベニス」と紹介されているが、確かに入り組んだ入り江といくつものラグーンが水路で結ばれている様は水の都の名にふさわしい。大戦中の激戦で街は完全に灰燼と化し、今の町並みは全て戦後に造られたものである。街中には戦跡は見られず、戦争を偲ばせるものは海岸沿いの公園に日本軍高射砲とコーストウォッチャー記念灯台を見る程度である。
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アレクシスハーフェン
アレクシスハーフェン(Alexishafen)には日本陸軍の使用した飛行場があり、今も滑走路跡が草原のまま残っている。ジャングルの中には比較的程度の良い百式重爆「呑龍」が一機残っていて、時折訪れる観光客の目を引いている。
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かつての滑走路は「クナイ」と呼ばれる背の高い草に覆われ、ところどころに大型爆弾の開けたクレーターが水溜りとなって今も残っている。
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「呑龍」の機首は爆弾にもぎ取られているが、機内は比較的良好な状態で塗料も残る。
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戦跡に残骸として残る飛行機には、エンジンが重さに耐えられずに脱落しているものが多いが、双発のこの「呑龍」のエンジンは珍しく両方とも残っている。尾部にも爆弾で破壊された跡が生々しい。
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ヤボブ村慰霊碑
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マダンから公共のマイクロバス「PMV」で20分、ヤボブ村の海を見下ろす眺望の素晴らしい丘の上に日本軍慰霊碑がひっそりと建っている。 |
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