ミクロネシア連邦










太平洋の戦跡を訪ねて 
戦場となった南の島々を巡る写真紀行のページ   

ミクロネシア連邦

Federated States of Micronesia: FSM

 ミクロネシア連邦(Federated States of Micronesia: FSM)は旧内南洋のうち、マリアナ、マーシャル、パラオ諸島を除いたカロリン諸島により形成される。この「カロリン諸島」とは1686年に時のスペイン国王のカルロス2世から名づけられたものだが(オセアニアを知る事典)、地理的概念というよりもミクロネシア地域からマーシャルとマリアナ諸島を除いた島々という程度の弱い結びつきである。カロリン諸島のうち、西カロリンのパラオ諸島を除いた島々が今のFSMを形成していて、コスラエ、チューク(トラック)、ポンペイ(ポナペ)、ヤップの4州から成っている。しかし州が違うと文化も言語も大分異なり、国としての一体感はまだ生成途上のようである。別の州へは外国の航空会社、コンチネンタル・エアー・マイクロネシアを使わないと(あるいは時間を掛けて船で)行けない、しかもヤップから他の州へは米領グアムを通過しないと行けないという、独立国としては非常に変則的な地勢である。

 ミクロネシア連邦の首都はかつてはポンペイ(ポナペ)島のコロニアに置かれていたが、後にコロニアの西にある隣町のパリキールへと移転された。一国の首都の名が「植民地」では体裁が悪いからであろうか。ポンペイ州の首府はいまもコロニアにあるが、国の首都ではないためか改名されることもなく続いている他、ヤップ州の首府としてもコロニアの地名がある。

トラック諸島

トラック諸島へ数多くの沈船の眠る海

ポナペ島

ポナペ島へ謎めいた古代遺跡と遺棄兵器の島

ヤップ島

ヤップ島へ石貨とマンタと零戦の島

ミクロネシアの人と自然(工事中)

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